春の柳川川下りでは、柳の緑と桃の花が咲き乱れる美しい景色を楽しむことができます。川面に映る花々の色彩が、訪れる人々の心を和ませてくれるでしょう。
夏には、川面を涼やかにする風と共に、ハスの花が開花する姿を見ることができます。また、夜には灯り舟が運航し、幻想的な雰囲気の中で柳川の夜を楽しむことができます。
秋は、川沿いの木々が色づき、紅葉狩りの絶好のスポットとなります。川面に映る紅葉の美しさは、訪れる人々を魅了します。
冬には、こたつ舟が登場し、寒い季節でも暖かく川下りを楽しむことができます。冬ならではの風情を感じながら、柳川の冬景色をお楽しみいただけます。
おすすめ川下りコースの選び方
福岡県柳川市での川下りは、訪れる人々に忘れられない体験を提供します。川下りコースを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮すると良いでしょう。
まず、コースの長さや所要時間を確認しましょう。短時間で柳川の美しさを堪能したい方は、60分程度のコースがおすすめです。一方で、ゆっくりと川の流れに身を任せたい方は、より長いコースを選ぶと良いでしょう。
次に、コースに含まれる観光スポットや体験の内容も重要です。特定の歴史的建造物や自然景観を見たい場合は、そのスポットを通るコースを選びましょう。また、船頭さんの解説があるコースでは、柳川の歴史や文化を深く知ることができます。
最後に、料金や予約のしやすさも考慮に入れましょう。事前にネット予約が可能なコースは、当日の混雑を避けるためにも便利です。また、料金には季節や時間帯による変動があるため、事前に確認しておくと安心です。
柳川川下りの運営会社
水郷柳川観光
住所 | 柳川市三橋町下百町1-6 |
---|---|
TEL | 0944-73-4343 |
アクセス | 西鉄柳川駅より徒歩3分 |
乗船時間 | 9:00~16:00 |
所要時間 | 約60分 |
料金 | 1,500円 |
柳川観光が初めての人におすすめです。
柳川川下りと言えば、まず名があがるのが水郷柳川観光です。西鉄柳川駅から乗船場が一番近いため、電車を降りてすぐ迷わずに行けます。
また駐車場完備のため車で訪れた人にもおすすめです。
大東エンタープライズ
運営会社 | 大東エンタープライズ |
---|---|
住所 | 柳川市城隅町18-9 |
TEL | 0944-72-7900 |
アクセス | 西鉄柳川駅より徒歩10分 |
乗船時間 | 9:00~17:00 |
所要時間 | 約70分 |
料金 | 1,560円 |
柳川観光のランチは、うなぎせいろ蒸し一択です。
大東エンタープライズの柳川川下りではお堀巡りの最中に、船の上でうなぎせいろ蒸しを頂けます。
また団体での柳川川下りには船上で手ぶらバーベキューを楽しむこともできます。
城門観光
運営会社 | (有)城門観光 |
---|---|
住所 | 柳川市新外町4-25 |
TEL | 0944-72-8647 |
アクセス | 西鉄柳川駅より徒歩15分 |
乗船時間 | 9:00~17:00 |
所要時間 | コースによって異なる |
料金 | 1,000円~ |
団体での柳川川下りにおすすめです。
船上で合コンがしたい!焼肉がしたい!など、異例なイベント開催の相談をする価値ありです。
お酒や食事を楽しみながら川下りを体験できる貸切船もあり、さまざまな要望にできる限り対応してくれます。
柳川観光開発
運営会社 | 柳川観光開発株式会社 |
---|---|
住所 | 柳川市三橋町高畑329 |
TEL | 0944-72-6177 |
アクセス | 西鉄柳川駅より徒歩8分 |
乗船時間 | 9:40~16:40 |
所要時間 | 約70分 |
料金 | 1,650円 |
思い立ったとき予約なしで気軽に利用できます。
予約不要なので時間がない柳川観光、柳川川下りだけ体験したいときにもおすすめです。
料金は他社と比較すると高いですが、西鉄電車セット券やWEB割を利用すると安くなりお得です。大宰府観光も同時に楽しめるお得な「大宰府・柳川切符」もあります。
柳川リバー観光
運営会社 | 柳川リバー観光 |
---|---|
住所 | 柳川市新町46-1 |
TEL | 0944-75-5050 |
柳川リバー観光は団体受付のみとなります。
公式HPに詳細がありません。ご利用の際は直接問い合わせてください。
柳川川下り年間イベント
期間 | イベント |
3月中旬の日曜日 | おひな様水上パレード |
4月3日 | 流し雛祭 |
5月下旬~6月上旬 | 花しょうぶと川下り |
7月~9月初旬 | 納涼船 |
9月・10月 | 満月の日前後 観月船 |
11月1日~11月3日 | 白秋祭水上パレード |
12月1日~2月末日 | こたつ舟 |
2月下旬 | 城堀落水(堀干し) |
3月1日 | 水郷柳川お堀開き |
柳川の歴史と川下りの関係
柳川の川下りは、柳川の歴史と深い関係があります。江戸時代には、柳川城の城濠を利用した船の通行が行われていました。この城濠を利用した船の通行は、防御だけでなく、物資の運搬や人々の移動手段としても重要な役割を果たしていました。
明治時代以降、川遊びが盛んになり、柳川の人々の生活に密接に関わるようになります。特に、白秋の少年時代を描いた映画「からたちの花」の公開後、川遊びが一層注目され、「川下り」が観光として定着し始めました。
現在では、柳川の川下りは四季折々の美しい景色を楽しむことができる観光アクティビティとして、多くの人々に親しまれています。川下りを通じて、柳川の自然や歴史を感じ取ることができますよ。
柳川の名物料理
水郷として知られる福岡県柳川市は、市内を縦横に流れる堀をめぐる「お堀めぐり」が人気の観光都市です。掘割や沖端川という淡水と有明海という海水の両方の恵みが豊富な柳川には、さまざまな魚介類を使った名物料理が多くあります。
若松屋
創業が安政年間という老舗料理店・若松屋。柳川名物のうなぎのせいろ蒸しを堪能できる店として人気です。
創業から200年余り継ぎ足してきたタレは甘すぎず辛すぎず絶妙のバランス。樫の炭を使って強めの火でさっと蒸し上げたうなぎは、ふっくらとしていてとろけるような食感です。
座敷席は庭に面しているので、景色を眺めながらゆっくりと料理を楽しむことができます。
住所:柳川市沖端町26
営業時間:11:00~20:00
アクセス:「西鉄柳川」駅から車で9分
定休日:水曜日
電話番号:0944-72-3163
元祖本吉屋
こちらの元祖本吉屋は上で紹介した若松屋よりもさらに古い1681年創業という老舗中の老舗。
今は柳川名物として人気の「うなぎのせいろ蒸し」は、この店発祥といわれています。ご飯にタレを混ぜてせいろに詰めて、うなぎの蒲焼きをのせて蒸すという料理法と、やさしい甘さのタレの製法は昔から変わっていないのだそう。
十分なボリュームがあるうなぎのせいろ蒸しですが、タレが甘すぎないからかくどくないので、あっさりと食べられます。
住所:柳川市旭町69
営業時間:10:30~21:00
アクセス:「西鉄柳川」駅から徒歩11分
定休日:第2・4月曜日
電話番号:0944-72-6155
民芸茶屋 六騎
堀沿いの情緒ある建物が軒を連ねるエリアの一角にある店「民芸茶屋 六騎」は、街並みになじむ、なまこ壁の建物を利用しています。店名は平家の落ち武者六騎(ろっきょ)がこの地にたどりつき、漁をして生計を立てたことに由来するのだとか。
地元の醤油を使った甘めのたれが特徴のうなぎのせいろ蒸しが人気です。
またドジョウとごぼうを煮た鍋を卵でとじた柳川鍋も人気の一品。とくに冬にこたつ舟で川下りをした後には芯から体があたたまります。
店内には伝統工芸品も展示販売されているので、お土産をして購入するのもいいですよ。
住所:柳川市沖端町28
営業時間:10:30~17:00
アクセス:「西鉄柳川」駅から車で11分
定休日:火曜日
電話番号:0944-72-0069
夜明茶屋
有明海の魚介類や珍味、干物などを取り扱う海産物店が経営する店。ムツゴロウやイソギンチャクなど有明の海で獲れた新鮮な魚介類が並び、生けすも店頭に設置してあります。
ムツゴロウやワラスボといった珍しい魚の刺身が食べられる店として人気です。
またお土産コーナーには「3Dむつごろうクッキー」や「むつごろうラーメン」などユニークなお土産品も並んでいるので、珍しいお土産を探している方にはおすすめ。
住所:柳川市稲荷町94-1
アクセス:「西鉄柳川」駅から車で9分
営業時間:11:30~15:00、17:00~22:00
定休日:火曜日(祝日を除く)
電話番号:0944-73-5680
柳川料理つむら
こちらも有明海の珍しい魚を使った柳川料理を提供する店。店の壁には提供される料理や魚介類などが書かれています。
おすすめは有明海の珍味盛り合わせ。イソギンチャクの味噌煮・ムツゴロウの煮物・海茸・平貝といった有明料理が堪能できます。
またイソギンチャクの唐揚げはここでしか食べられない一品です。
住所:柳川市本城町52−1
営業時間:11:30~21:00
アクセス:「西鉄柳川」駅から車で8分
定休日:なし
電話番号:0944-74-0655
柳川うなぎのおすすめメニューランキング
せいろ蒸し
福岡県の南部、筑後地方に位置する柳川市は、古くから観光の街として有名です。市内にはお城をはじめとする歴史ある建物が多く残り、船で巡る川下りは、柳川を訪れたら必ず体験したいアクティビティの一つです。
また、柳川を訪れたらぜひ味わってほしいのが、うなぎ料理です。特に、柳川でしか味わうことができない名物料理が、うなぎのせいろ蒸しです。
焼き上げたうなぎを食べやすい大きさにカットし、あらかじめ蒸してあった白米の上にのせて、ふたたび蒸し上げます。この調理方法は、電子レンジがなかった時代に、冷めてしまったうなぎを再び温め、できたてと同じ味わいを楽しむために先人が編み出したものです。
一方、柳川スタイルのうなぎ料理は、生のうなぎをまるごと焼いてタレにくぐらせるという工程を繰り返し、タレに凝縮したうなぎの旨味を染み込ませます。焼き上げたうなぎをさらに蒸すことで、香ばしさとふっくらとした食感が加わります。柳川を訪れたら、ぜひこのうなぎ料理を味わってみてください。
うなぎの蒲焼き
鰻を竹串に刺して焼いたものが蒲の穂に似ていることから「がまぼこ」と呼ばれるようになったとする説や、色や形が樺の木に似ていることから名付けられたという説、いい香りがすばやく鼻に入るという意味の「香疾(かばや)」から転じたという説など、鰻の名前の由来には諸説ある。
調味料として醤油が普及すると、塩から醤油をかけて焼くことが主流となりました。その後、醤油、砂糖、みりんを混ぜたたれを使うようになったことで、鰻のかば焼きが大流行し、江戸っ子たちに愛される料理となりました。鰻は、万葉集の大伴家持の有名な一首からも栄養価が高いことが知られており、夏バテに効果的とされ、江戸時代には土用の丑の日に食べる習慣が行われていました。この習慣の始まりには、平賀源内が関わっているという説が有名です。
うなぎ丼
鰻丼は、日本の代表的な丼料理の一つで、鰻の蒲焼を白飯の上に載せたものである。江戸・東京の郷土料理として知られ、鰻飯やまむしとも呼ばれる。同様に、鰻重という派生料理も存在する。
約300年にわたり営業を続ける老舗「元祖 本吉屋」は、天保元年である1681年に創業されたお店です。
柳川駅から徒歩圏内に位置し、川下りのお堀や乗船場からもすぐのところにあります。
公共交通機関でのアクセスも良好で、近くには駐車場もあるので、車でも来店できます。
店内は古民家を利用した和風の趣きで、座敷席からは中庭を望むことができます。
広々とした開放的な空間ですが、シーズンには混雑することもあるので、来店予定がある場合は予約をしておくことがおすすめです。
川下りに始まり、うなぎせいろ蒸しを食し、風情ある柳川の街並を散策します。一言に柳川観光といっても、ゆっくりじっくり巡ると6時間ほどの時間が必要です。
無駄なく楽しめるよう、柳川観光マップを活用するといいですよ。
事前にダウンロードしておくのがおすすめです。
また柳川観光の際は、近くの筑後川昇開橋にも足を運んでみてください。絶景で感動まちがいなしの柳川おすすめ観光スポットです。
コメントを残す