東北地方には観光名所がいっぱいある♪
今度の旅行先に東北地方を考えている方はいらっしゃいますか。東北地方には、たくさんの観光名所があります。「東北地方は寒い」「東北は東京に比べてずっと田舎だろう」と思っている方や、まだ訪れたことがないという方にはもちろんのこと、東北地方に旅行に行ったことがあるけどまた行きたいという方にもぜひ知っていただきたい観光名所をご紹介します。
東北地方は、関東だけでなく関西方面からも交通のアクセスが良く、新幹線でも飛行機でも訪れることができます。旅行する場所によっては日帰り旅行もできる気軽にぶらっと旅に出ることができるエリアです。もし休みが長い期間が取れ、ゆっくりのんびりと過ごしたい方は、レンタカー等で東北6県を回る旅行にするのもオススメですよ。
東北の6県全ての県に観光名所がたくさんあるので、長期間の旅行でも飽きることないです。それどころか、旅行から学ぶことができる東北の歴史や自然に感動すること間違いないでしょう。普段の日常生活から離れた東北というエリアで、日本の歴史や自然を肌に感じ、たくさんのことを経験してみませんか。
そしてその旅行の締めくくりには、東北地方ならではの郷土料理とのんびりできる温泉が最適です。旅行で疲れた体を癒しましょうね。充実した旅行になるでしょう。
東北に行ったら訪れるべき観光スポット【歴史編】
弘前城(青森県)
東北有数の観光旅行先として有名なのが、弘前市にある弘前城です。津軽藩の本拠地として建てられ、400年以上もの歴史を誇ります。城門や天守閣は当時の規模のまま残されており、さらに、国の重要文化財にも指定されている由緒ある城郭です。
弘前公園で毎春開催されるさくらまつりは、日本国内はおろか、海外からの旅行客にも大人気で、日本一有名な桜の名所といっても過言ではないでしょう。訪れる旅行客の数は、毎年なんと200万人ほどといいますから、その多さが想像できますよね。
春にはさくらまつりが人気ですが、夏には東北名物のねぷた祭りを目当てに、やはりたくさんの旅行客が弘前市に集まります。秋から冬にかけては名産のりんごが旬を迎えますので、一年中を通して、弘前は旅行を楽しむのに事欠かない街であることがわかります。
弘前城の近くには他に、明治時代の面影を色濃く残す旧弘前市立図書館や旧東奥義塾外人教師館などもありますので、明治大正のレトロな雰囲気にしっとり浸ってみるのもおすすめです。
宝珠山 立石寺(山形県)
山寺の愛称で知られる宝珠山立石寺は、貞観2年(860年)に清和天皇の命により慈覚大使が開いたお寺で長い歴史があります。あの松尾芭蕉による有名な俳句「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」は、ここで作られたと言われています。
そんな山寺は、もちろん車のアクセスが便利ですが、山形駅から電車で20分、お隣宮城県の仙台駅からでも電車で50分と公共機関でも交通の便のいい場所に位置しています。山寺駅に降り立つと、もう独特の雰囲気が漂います。そしておみやげ屋さんや甘味処等を通り抜け、山寺の入り口につきます。背の高い木々に囲まれた神秘的な場所から宝珠山立石寺の五大堂や奥の院まで行くことになります。
奥の院までは、1050段もの階段を登らないとたどり着くことができません。その長い道のりに臆する人もいますが、登り始めたらその途中で感じる木々のざわめきやきれいな自然に心癒されることでしょう。さらに中間地点付近には松尾芭蕉の俳句碑もあり、それをゆっくり読んで休憩することもできます。ここではそんな非日常感を感じることができますよ。
降りる人からの「頑張れ、もう少し!」の掛け声、登る人からの「ありがとう」の感謝の返事など、何気ない会話も旅行ならではです。山寺には、最後まで登った人だけが感じることができる感動があります。春夏秋冬、どの季節に訪れても四季の彩りを感じ、感きわまるものがあります。東北で歴史を触れる旅行がしたい方には、ぜひ訪れていただきたい場所です。
平泉中尊寺(岩手県)
続いてオススメするのは、岩手県の平泉にある中尊寺になります。東北地方で歴史的建造物といえば、一番に思いつく場所ではないでしょうか。中尊寺は、嘉祥3年(850年)に比叡山延暦寺の慈覚大師円仁によって開かれたお寺です。その後、奥州藤原氏の藤原清衡公が堂塔の造営をしました。
清衡公の中尊寺建立の趣旨は、11世紀後半に東北地方で続いた戦乱(前九年・後三年合戦)で亡くなった生きとし生けるものの霊を敵味方の別なく慰め、「みちのく」といわれ辺境とされた東北地方に、仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)を建設する、というものでした。
鎌倉時代が終わり、奥州藤原氏が滅亡した後失われた堂塔も多いですが、現在も中尊寺金色堂を始めたくさんの国宝が保存されています。大人の文化デートや、歴史を垣間見る旅行がしたい方にオススメの観光スポットになります。
さらに、ここでは歴史を感じるだけではなく、四季折々の自然を楽しむことができます。春は桜、夏は鮮やかな新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と地元平泉でも有名なスポットになります。
今度の休みには、ぜひ中尊寺へ行きませんか。忙しく過ごしていた日常感を忘れる旅行を味わえることができますよ。
三内丸山遺跡(青森県)
東北地方の歴史的観光スポットとして最後にご紹介するのは、三内丸山遺跡になります。ここ三内丸山遺跡は、東北だけでなく日本を代表する縄文集落跡になります。24haもある大規模な集落跡には、古代の生活の様子が垣間見れる竪穴住居後、大型掘立柱建設跡、貯蔵穴などがあり、その場所にいるだけでまるで縄文時代にタイムスリップしたかのようです。
また、縄文時遊舘内にあるさんまるミュージアムでは三内丸山遺跡の暮らしについてのビデオが鑑賞できたり、ガイドによる説明を受けることができたりします。詳しく歴史を知りたい人や、小中学校のお子さんの夏休みの自由研究等を考えているご家族にオススメの歴史を知ることができる観光名所になります。
そのほか縄文時代に関する本を読むことができるライブラリーや縄文時代のものづくりが体験できるクラフトコーナーもあるので、幅広い年代の方が楽しめることができますよ。ここ東北は青森県の日本を代表する集落跡で、歴史体験をしてみてもいいですね。
東北に行ったら訪れるべき3の観光スポット【自然編】
白神山地(青森県、秋田県)
白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる130,000haに及ぶ広大な山地帯の総称です。このうち原生的なブナ林で占められている区域16,971haが1993年12月に世界遺産として登録されました。
東北で自然を楽しみたいのであれば、やはり白神山地は欠かせません。上記の説明の通り、白神山地では広大な自然を楽しむことができます。あの有名なジブリ映画である「もののけ姫」の舞台としても知られているこの地は、人の手がほとんど加わっていない本来の自然そのものが残されている場所です。心身ともにリラックスすることができるパワースポットとして行きたい旅行先の一つに考えている人も多いのではないでしょうか。
神秘的でスピリチュアルな雰囲気を味わいたい方、都会の喧騒から逃れたリフレッシュ旅行、リラックス旅行に訪れたい方にぜひ行っていただきたい東北地方オススメの場所です。最近では、インドアにはなりますが、緑に囲まれた中で行われるヨガも人気があるので、女子旅にもぴったりです。
十和田湖・奥入瀬渓流(青森県、秋田県)
青森・秋田の両県にまたがる十和田湖。そして、十和田湖・子ノ口から焼山までの約14kmの流れ、奥入瀬渓流。十和田湖と奥入瀬渓流は、十和田八幡平国立公園を代表する景勝地の一つです。
ここ、十和田湖、奥入瀬渓流も東北の自然を語る上で外せない旅行先になります。壮大な景色の中に現れる十和田湖のパノラマに、今まで抱えていた悩みやストレスを思わず忘れてしまうのではないでしょうか。
そしてその十和田湖から流れ出てくる奥入瀬渓流には、滝や清流、それらを形成する岩や木々などたくさんの名所があり、特別名勝、天然記念物として国で保護されています。時間が許す限り川の流れる音を聞き、緑のトンネルでマイナスイオンを浴びながらハイキングをしませんか。心と体が癒されること間違いなしです。
十和田湖・奥入瀬渓流まで青森県内の空港や駅からバスが出ていますが、自然の豊かさを堪能したい方は、レンタカーを借りて回るのがオススメです。東北ならではの綺麗で壮大な自然をゆっくりと満喫することができますよ。
塔のへつり(福島県)
東北で自然が作り上げた奇跡の景観の目撃者になりたいなら、福島県会津市にある塔のへつりがオススメです。塔のへつりのへつりとはこの地方の言葉で断崖のことをさします。塔のへつりは、塔の形をした断崖が立ち並んでいることからその名がつけられました。
長い年月をかけて作られた塔のへつりは、国の天然記念物に指定されています。塔のへつりにある長いつり橋を上から眺めても目を見張りますし、実際につり橋を歩いて見る景色も素晴らしいものです。断崖の形によって、岩にも「夫婦岩」などと名前がつけられています。
岩の形がどのように見えるか想像しながら見るのも風情がありますよね。塔のへつりで自然を満喫した後は、会津の美味しいグルメをいただいて温泉に浸かれば旅行の充実度も最高です。ぜひ東北で自然を満喫したい方に旅行先として選んでいただきたい場所です。
龍泉洞(岩手県)
岩手県の龍泉洞(りゅうせんどう)もまた、東北を旅する上で決して忘れてはいけない、必見の旅スポットです。龍泉洞は、日本の岩手県下閉伊郡岩泉町にある鍾乳洞で、岩泉湧窟(いわいずみわっくつ)とも呼ばれています。
山口県美祢市の秋芳洞(あきよしどう)、高知県香美市の龍河洞(りゅうがどう)と共に、「日本三大鍾乳洞」の一つに認定されている他、その地底湖は龍泉洞地底湖の水として1985年(昭和60年)名水百選のひとつに選定されました。
洞内総延長は現在分かっている範囲で、3,600mといわれ、そのうちの700mが公開されています。さらに、見つかっている地底湖は8つで、そのうち3つが現在公開中。龍泉洞の全貌については今も尚調査が継続中で、未知の部分もまだまだ多く、総延長は5,000m以上ではないかといわれているそう。とてもミステリアスな鍾乳洞です。
龍泉洞の見どころは、なんといっても、世界有数の透明度を誇る、目の覚めるような青い地底湖。ひんやりした洞窟内を進んでいくと、ライトアップされた神秘的な青い地底湖に目を奪われます。車がないとちょっと不便なロケーションですが、それでも東北旅のメインとして、絶対に訪れる価値があります。
さらに、鍾乳洞の中にはハート型に見える部分がいくつか隠れていることから、現在では東北有数の恋人の聖地としても有名な龍泉洞。東北旅行の際には、カップルや友達同士で訪れて、ハートを探してみるのも楽しいはずです。
田沢湖(秋田県)
東北の旅スポットとして必ず名前が挙がるのが、秋田県にある田沢湖です。この田沢湖は、日本一の水深を誇り、見どころはなんといってもその水の青さ。日光の差し込む加減によって、深い青になったり、翡翠のようなグリーンに見えたりと、その美しさにとりこになってしまうこと間違いなしです。
湖のほとりには、永遠の美しさを願い、湖の水を飲み続けていつしか龍に変わってしまった辰子姫の伝説にちなんだ辰子像があります。また、湖では水上バイクや遊覧船を楽しんだり、足こぎボートの貸し出しもあるので、家族旅行や友達同士の旅でも存分に楽しむことができるでしょう。
さらに、近くには辰子姫伝説の残る「御座石神社」があり、こちらの神社には辰子姫にちなんで、美貌成就、不老長寿のご利益があるため、女性にとっては絶対に見逃せない旅行スポットとなっています。
東北に行ったら訪れるべき観光スポット【アクティビティ編】
小岩井農場(岩手県)
ご家族連れにも嬉しい小岩井農場は、東北でアクティビティーのできる観光名所として外せないスポットです。青い空に広がる岩手山を眺めながら動物たちと触れ合ってみませんか。
小岩井農場にはたくさんの見所があります。そこで、まずはまきば園のご紹介です。ここではひつじのショーが見られたり、馬とのふれあい体験をすることができます。もちろん乗馬体験もすることができます。小さいお子さんから大人の方までどの年代に関係なく楽しめるアクティビティーが満載です。
そのほかにもアーチェリーやクラフト体験、バター作り体験など、農場だからこそできる嬉しいイベントがたくさんあります。さらに小岩井農場では、美味しいグルメを満喫することができます。様々なアクティビティーで疲れたら美味しい食事に舌鼓を打ちませんか。最後にデザートとしてミルクの濃厚なアイスクリームを食べれば誰もが満足できる1日になることでしょう。
また、小岩井農場にはゴールデンウィーク前後に有名な1本桜を見ることができます。青い空にそびえ立つ山をバッグに、桜を楽しむのもいいですよ。そんな小岩井農場の入場料は中学生以上の大人800円、5歳から小学6年生の子供300円です。年間パスポートもありますので、東北地方内など近隣に住む方にはオススメの遊びスポットです。小岩井農場でしか手に入れることのできない新鮮な牛乳から作られたチーズやミルクなど、お土産も忘れずに。
スパリゾート ハワイアンズ(福島県)
東北地方で体を動かしたい方には、福島県いわき市にあるスパリゾートハワイアンズをオススメします。全国において、東北地方のハワイで知られているスパリゾートハワイアンズは、映画「フラガール」の舞台にもなりました。
ここハワイアンズは、温泉を利用したテーマパークの複合施設で、宿泊施設に加えてプールややゴルフが楽しめます。年中楽しむことができるウォーターパーク内では、プールやスライダーが楽しめます。さらにもう一つの見所は毎日2回行われる「フラガール」によるショーになります。そんなフラガールのショーで一気にハワイアン気分になれますよ。
スパリゾートハワイアンズで1日遊んだ後に、施設の露天風呂につかれば極楽気分です。近場の方は日帰りでも行くことができますが、ぜひ泊まりで訪れてほしいスポットです。東北のハワイも本場に負けていませんよ。
ぽんしゅ館(新潟県)
東北は米どころとしても有名ですが、その中でもやはり新潟が一番の米どころといえるでしょう。そして、米といえば、日本酒です。なんと、新潟駅の中で100種類近いお酒の中から好きな日本酒を選んで、気軽に利き酒体験ができる施設があるのです。
それが、このぽんしゅ館新潟駅店です。他に、越後湯沢にも支店がありますが、旅行客にとってより便利なのはこちらの新潟駅店でしょう。500円でコイン5枚を購入して、館内の自販機で好きな日本酒を試すことができます。
もちろん、気に入った日本酒が見つかったら、館内の酒店で購入することができますし、他に、新潟のお米を使ったおむすび屋さんや、醤油やみそなどを購入できるお店もあり、旅行みやげ探しが大変なことになりそう。駅の中にあるとはいえ、ここも東北を代表する立派な観光スポットです。時間をたっぷりとって、すみずみまで堪能することをお勧めします。
日本酒の試飲だけではなく、ぜひじっくり落ち着いて飲みたいという人は、館内の呑み処でのんびりと、新潟の日本酒をこころゆくまで楽しむことができます。
旅行の目的は観光よりも食べ物!というグルメさんや、お酒好きの方には絶好の東北観光スポットです。新潟駅の中というアクセスの良さもうれしいですよね。
自然豊かな東北でのんびりとした旅を♪
一度も東北地方に旅行に行ったことがない方も、前に行ったことがある方も、次の休みができたらぜひ東北地方へ旅行へ行きませんか。自然や歴史を感じることができる観光名所がたくさんあります。東北ならではののんびりした雰囲気の旅行を楽しみましょう。
美味しいグルメに温泉に、東北での旅行を楽しんだらぜひほかのお友達にも東北旅行の楽しさ、素晴らしさをオススメしてくださいね。旅行から帰ってきたら、東北でゲットしてきたお土産で、東北旅行の余韻に浸るのも楽しいものです。一度だけでなく二度楽しめる東北旅行になるように、旅行前には念密にプランを立てて行きましょう♪
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